P3b 父親 "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・出会い青春編

P3b 父親 ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・出会い青春編

父娘

 そんな家庭だったから、
私は、あまり好きじゃなかった。

 とくに、自由奔放に言いたいことを言い、
やりたいことをやっても、怒られない
妹は、私から見ると、とても羨ましくも
あり、同時に、妬みを感じる存在だった。

 私はいつも怒られてばかりなのに、
妹は、いつも大事にされているように
思えて、理不尽さは消せなかった。

 それから、いつも怒ってばかりいる
父親に対しては、うちにいるとストレス
ばかり感じて、いつも帰ってくるはずの
週末になっても、二度と帰って来なければ
いいと思っていた。

 でも、そう思う一方で、心の暗く奥深い
所では、

〈お父さんに認められたい!〉

 と、いう思いが強かったから、普段は
お父さんの事が大嫌いだったけど、現実に
は、なかなか離れられずにいたんだと思う。

 お父さんのスパルタ教育のせいというか
お陰で、中学をトップの成績で卒業した。

 その延長で高校もトップの成績で入学。
と、言いたい所だけど、実際は、ちょっと
した反則をしてトップで入学。

 でも、そのお陰でお父さんは大喜び!
この時のお父さんの喜び様は、いまでも
忘れられない。

 お父さんは本当に喜んでいて、その知ら
せを聞いた時だけは、嬉しさの余り無理を
して、普段よりも1日早く帰ってきた。

 その時のお父さんの満面の笑みを見て、

〈やっとお父さんに認められた!〉

って、心の底から思えた。
あの時が一番幸せを感じたな。

image©“Cadot.”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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10月 27th, 2015 by