P34 もう止まれないかも。。。 "母と妻と女の狭間で"

P34 もう止まれないかも。。。 ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・出会い青春編

ロウソクて

ってミキちゃんは言ってから、

「うそ、もちろん日本語でよ」

って、またイタズラっぽい笑顔で笑った。

 私も一瞬、

「え!英語でそんなこと話せるの?」

 ってびっくりしたけど、ミキちゃんの冗談に
まんまと引っ掛かった。

 そしたらミキちゃん、

「もしかしたら、ジョンがいなかったら、
私が好きになってたかも・・・」

って、ポツリと言った。

 そのミキちゃんの言葉が、
ほんとか嘘かなんてどうでも良くて、
私にとっては、ミキちゃんが言った

「私が Ash を好きになってたかもしれない」

 その言葉だけが、私の心のなかで
ぐるぐる回っていた。

 その時不意にあさひがミキちゃんを見つけて、
笑顔で笑いかけた。

 その笑顔が、私の隣りにいるミキちゃんに
向けられたものであることは、
私だってもちろんわかってたけど、
あさひが、まっすぐ私を見ながら笑いかけた
ような気がして、心が真っ赤に燃え上がり、
まるで洪水のようにドキドキした。

 その時、

「ああ、もう止まれない・・・」

 その瞬間、ミキちゃんに聞いていた話の中で、

「高校から4年間付き合ってた彼女と別れたばかり」

 その言葉が心の洪水の中から、
まるで水の勢いでなぎ倒された大木が、
その力強い力で、水面に浮かび上がったかのように、
私の心の中心に向かって叫んでいた。 

「ああ、今はフリーなんだ」

 その言葉が心に浮かんだ瞬間、
なんだか、私の心のなかに、小さなロウソクが
ぽっと、(とも)ったような気がした。

written by 透明[とうめい] ゆき

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12月 29th, 2015 by