嫉妬 "母と妻と女の狭間でP45"

嫉妬 ”母と妻と女の狭間でP45”

素敵女性

 結局、晴美はその後も授業には来ないで、
そのまま、ランチタイムになった。

 みんなで、カフェテリアに行って、
ランチをしながら、晴美の事を話している所へ、
ちょうど本人が、

「あ、いたいた!」

 って言いながら、ピンクの可愛い小さな花がらの
ランチBOXを持ってやってきた。

 いち早くミチ君が見つけて、

「晴美ちゃん、それでどうなった?」

 と聞くと
「『うん、あの後、校長先生のDr.Christinaと
ずっと話してて、『すべてのクラスを上級に
することは出来ないけど、いくつかの
クラスは、上にできるわ』って言われたのよ」

 って、晴美が心から嬉しそうに答えた。
みんなは本当に喜んで、

「さすが晴美ちゃん、よかったね~」

 と、晴美と一緒になって喜んだ。

〈なにが、さすが”晴美ちゃん”よ!
白々しい〉

 私は、自分が思ってもやらなかったことを、
いい加減にせず、最後までやり通した
晴美がちょっと妬ましかった。

〈私だって、やれば出来たよ!〉

でも、おもいっきり負け惜しみ。
 
 ただ、自分の意思を通した、
晴美に驚ろかされたのも事実で、

〈凄い!晴美は本当に英語が勉強したいんだな!〉

 と、少し嫉妬しながらも、妙に感心していた。
そしたら、晴美が、

「みんなとは短い間だったけど、これからも
友達でいてね。どこかで見かけたら声をかけてね」

 そう言って微笑んだ。
その顔があまりに可愛いので、男子達は
思わず見とれて、その場に固まっていた。

UweRichterPhotography

written by 透明[とうめい] ゆき

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1月 7th, 2016 by