P54 嫉妬の青い炎 "母と妻と女の狭間で"

P54 嫉妬の青い炎 ”母と妻と女の狭間で”

青い炎

 私は、晴美の意外な返事が、頭の隅に小さく
残ったまま、金曜日の夜のパーティーに出かけた。

 会場では、先にミチ君達が来ていて、
すでに真っ赤な太陽のように、爆発的に盛り上
がっていた。

 寧子が、

「晴美ちゃん来ないんだって?」

って、お酒を飲んで、陽気な気分で聞いてきたから、

「そうなんだよ、なんか用事があるらしいんだ」

 そう答えると、

「そうなんだ。
でも、さっきミチさん達がお酒を買いに、
ダウンタウンに行った時、2人で歩いてる
晴美ちゃんを見たってよ?」

 寧子が、言った言葉にほんとに驚いて、
頭の隅で真っ黒い煙をあげながら燻ぶっていた、
小さな火種が、いきなり轟々と真っ黒な煙を上げて
燃え始めた。

〈あさひと晴美だ!〉

 私は、寧子が”誰と一緒だったか言う前に、
晴美の相手があさひだと確信した。

「それって、Ashでしょ?」

そう私が質問すると、寧子は、

「え?なんでわかったの?」

 寧子が不思議そうに答えた。

「だって、晴美とAshってなんとなく似てない?」

 私がそう言うと、寧子は初めてそれに気がついた様子で、

「そう言えば、お似合いだよね」

そう言って、無邪気に笑った。

 その寧子の笑顔を見て、私の心が、真っ青に燃える
激しい嫉妬の炎が燃え広がった。

「悔しい・・・」

written by 透明[とうめい] ゆき

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1月 11th, 2016 by