P58 寧子がくれた勇気 "母と妻と女の狭間で"

P58 寧子[やすこ]がくれた勇気 ”母と妻と女の狭間で”

マダムリリー

 散々な気分で週末を過ごし、やっとの思いで
月曜のクラスにやってきた。

「おはよう!」

 朝から素敵な笑顔で寧子が声をかけてきた。

「金曜日は荒れてたねー」

 寧子は何の遠慮もなく、直球で質問してきた。
そんな所が寧子の天真爛漫なところで、
いつの間にかみんなと仲良くなる秘訣何だけど。

「うん、私Ashが好きみたい」

 私も、寧子の直球にたいして、直球で返した。
寧子は普段の私だったら、はっきり言わないで、
なんとなくごまかすのに、はっきり答えたことに
驚いた様子で、それだけ真剣なんだって、
理解したみたい。

「うん、わかってたけど」

 寧子は、そう短く答えると、ギュッと私を
抱きしめた。それはまるで、母親に抱きしめられる
ような安心感。

「諦めちゃダメだよ?
がんばってね」

 その言葉とHugが、私にたくさんの勇気を
与えてくれた。

〈ああ、これが寧子の魅力なんだな〉

 私から見て、お世辞にも綺麗とは言いがたい
寧子だけど、逆に愛嬌があって可愛いとは思ってた。

 でも、寧子が太陽なら、私は月で、それは、
私と妹のようで、なんとなく嫌感じ。

 そんな思いは、私の心の中に、すっきり晴れない、
黒い霧をかけていた。

 だから、明るくて、料理ができて、みんなから
好かれる、

 寧子が、嫌になることもあったけど、
今の寧子のハグが、私の心をどれだけ
救ってくれたのか考えると、やっぱり
寧子は親友だって、あらためて教えてくれた。

image©“マダムリリー”

written by 透明[とうめい] ゆき

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この物語はフィクションです
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1月 13th, 2016 by