P59 晴美がいなくなる? "母と妻と女の狭間で"

P59 晴美がいなくなる? ”母と妻と女の狭間で”

桜

 晴美が来てから、1ヶ月が過ぎた頃、
あれだけの決心をした、あさひへの気持ちも、
これと言って何の進展もなく、ただ平凡な毎日が
過ぎていった。

 私は、アメリカの大学に入るための試験”TOEFL”を
毎月受けていたけど、どっかの大学に受かるための
最低ライン”450~500点”を取れなくて、なかなか
大学の入学許可が、下りなかった。

 もちろん、毎回500点を目指して試験を受けるものの、
やっと400点を超えるのが精一杯で、最近では試験を
受けても、どうせダメだよねって、諦めの境地。

〈点が取れなくても、ここに居られるんだから、まいいか〉
 
 そんな感じで、妥協していたけど、なるべく考えない
ようにしていた。

 そんな時、晴美がネヴァダの大学に移動するって
噂を聞いた。

 寧子に、

「それってほんとなの?」

 って聞くと、

「ミチさんが、直接聞いたって!」

 私は、心の底からこみ上げる嬉しさを、必死の
思い出こらえながら寧子にもう一度確認した。

 「じゃあ、間違いないんだ!」

 寧子は、期待を裏切らない答えを、

「うん、もうH’ファミリーも決まったんだって」

 言ってくれた。
それを聞いた瞬間、目の前に抜けるような青空と、
真夏のグランドキャニオンの水しぶきを浴びたような
爽快感が、心の中に広がった。

 寧子が一言、

「よかったね」

 私は、嬉しくてつい寧子に、

「ありがとう!」

 って、返事を返した。

「でも、なんでだろうね?」

 私は疑問に思って、思わず寧子に聞いてみると、
寧子が突然、

「よし、今から確認に行こう!」

 って言い出した。

〈しまった!、寧子はこういう子だった!〉

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written by 透明[とうめい] ゆき

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この物語はフィクションです
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1月 13th, 2016 by