P89

いた! ”母と妻と女の狭間でP89”

図書館

 図書館に来てみると、たくさんのアメリカンの
学生に混じって、意外とたくさん同じ語学学校の
留学生がいた。

 でも、その中に日本人らしき人は、全くいなくて
やっぱり日本人は勉強しないんだな。
って、心の中に、変な安心感が広がった。

 とは言え、このまま帰るわけにもいかずに、
とりあえず、席について、勉強しようと思った。

 空いている机を探して、うろうろしてたら、
少し離れた部屋の角、外から見えない死角に、
テーブルが2個あるのが見えた。

 なんかこの席、この部屋の空間から隔離されてるみたいで、
恐いな。

 そう思った瞬間、

いた!

 ついに、あさひが座っているのを見つけた。

 その時見たあさひは、英語の本と、テキスト2,3冊と、
ノート3冊を、6人がけの机の上全面に乱雑に広げ、
まるで、「誰もこのテーブルに座るんじゃない!」って、
すべてを拒否する勢いで一心不乱にノートに
なにか書いていた。

 
 それを見た時に、

 うわ!近寄れねー!
さすがの私も怯んだ。
そしたら、ブロンドの綺麗なおねーさんが、
本棚から戻る途中にあさひを見つけたらしく、

「Hi!」

 って、あさひの肩を叩いて、挨拶をした。
それを感じたあさひは、振り向いてにこやかに
話し始めた。

 私は、その2人の様子を見て、昨日とは全く違う、
あさひの穏やかな表情に、

やっぱり素敵な顔を、持ってるんだな。

 と、うっとり。

 
 とても、絵になるふたりを見ながら、
その空間に、思わず見とれていた。

image©“skeeze”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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1月 22nd, 2016 by