P88

私の本当の目的は ”母と妻と女の狭間でP88”

トーフ

 私は今まで、あさひとほとんど顔をあわせた事が
なかったけど、それは私が早めにH’ファミリーに
帰るせいだと思っていた。

 まさかあさひが、1日の大部分を、
学校か図書館で過ごしていたなんて、
考えたことがなかった。

 なにしろ、ここに来て最初のほうこそ、
必死に勉強したけど、いくらやっても結果が出ない、
TOEFLに嫌気が差して、最近は勉強をやる気が
無くなってたから。

 
 私はあさひとは対照的に、一日の大半を、
ほとんど寧子達みんなで、お茶して過ごしていた。

 もちろん心の何処かに、このままじゃいけない
不安はあったけど、一方で、TOEFLの点が
取れないんだから仕方がない。

 って、自分ではその不安を、見ない、気がつかない
ようにして、ただ、毎日が楽しければいいや、って
思うようにしていたかもしれない。

 まわりのみんなも、たぶん同じ気持で、ある種、
共依存っぽくなってたのかもしれない。

 そんな時に聞いたあさひの一日は、真冬の寒さの中、
禊のために、真っ白な息を吐き、凍るような冷たさの
滝に打たれたように、私の気持ちを一新させてくれた。

 このままじゃダメだ!明日からじゃなく、
今日から変わらなくちゃ!

 そう思って、2人に

「図書館に行ってくるよ」

 そう言って、アパートを出た。
うしろで2人が、

「やっぱり、Ashのところに行ったね」

 って、私に聞こえるような大声で、言った。
私は、心の中で、そういう訳じゃないんだけど?
って思ったけど、半分当たってるから、
何も言わずに、急いで図書館に走った。

image©“LUMOS”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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1月 22nd, 2016 by