P93

また一歩近づいた ”母と妻と女の狭間でP93”

図書館

 外に出た入り口の階段に、4~5人日本人らしき
集団が、カップのコーヒーを飲みながら、話をしてた。
その中の男の子の一人が、

「ハイ!アッシュ、また最後に追い出されたの?」

 って、笑いながらあさひに声を掛けた。
あさひも笑いながら、

「なんだよ、悪いことしてるわけじゃないよ」

 って返してるところをみると、
彼らはあさひの知り合いで、
みんな日本人みたい。

 でも、私は学校では見たことがないし、
それ以外でも、見かけたことはなかった。

さっきと同じ人が、

「Halo、どちら様?」

 と、私に話しかけて来たから、

「あ、紗季です。6月に来たんです、
よろしくお願いします」

 って、答えた。

「あ、俺ケンジ。今はほとんど大学だから、
会わないと思うけど、よろしく」

 へー、この人達は、もう大学に行ってるんだ。
だから、見たこと無いんだな。

 そう思ってたら、さっきのケンジって人が、

「こいつ愛想悪いから、恐いでしょ?」

 と言ってきたんで、

「あ、やっぱり?そうなんですよ、
すっごく怖くて、話しできないんですヨ」

 そう答えた。
その時チラッとあさひを見ると、
驚いたような顔で、口をパクパクしていた。

 かわいい!

 私は、またあさひの新しい表情を見つけて、
また一歩あさひとの距離が縮まったことが、
嬉しかった。

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
写真・画像は参考のため、本文とは一切関係ありません
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1月 23rd, 2016 by