P103 納車の日一緒に

P103 納車の日一緒に ”母と妻と女の狭間で”

中古車

 あさひは、前を歩いている。
私は、少し後ろからついていく。

 そんな普通のことが、とても嬉しかった。

「ねえ、車って何買ったの?
新車?」

 私が聞くと、

「そんな、どっかの日本人じゃないんだから、
新車なんて買えないよ!」

 驚くような表情で、私に言った。
新車を買ったのは、ミチ君。

 アメリカは、車がないと動けない事を、
親に行ったら、すぐにOKが出て、
中古車じゃ心配だから、新車を買うように
言われたんだって。

 あさひが、

「俺が車買った中古車屋のおっさんが、
隣のFORDの新車ディーラーで、
ふらっと来た日本人が、値切りもせず、
定価で車買って、儲かったって言ってたけど、
おまえは中古車買って、しかもなんで値切るんだ?
って、言われたよ」

「え、そうなの?」

「ほんとだよ。
だから、俺は貧乏だから、いくらでも値切る!
って、威張ったら、おっさんが笑いながら、
気に入った、端数を切ってやる。
って、500ドル切って、2000ドルに
してくれたよ」

 続けて、

「おまえは、日本人じゃなく、
アメリカ人みたいだな。
 日本人が増えてから、物価が上がって、
困るんだ。」

 そう言ってたよ。

「ちなみに、アメリカで中古車を買う時は、
試乗に出てすぐに車屋に持ち込んで、
どこか悪いところはないか、チェックして貰って、
チェックシートを持って、車屋で値切るのが、
普通なんだって。
 チェックシート作るのに工賃とられるけど、
後で壊れるよりはマシだからね」

「へ~、詳しいね」

written by 透明(とうめい) ゆき

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1月 26th, 2016 by