P106 急に黙りこんだ

P106 急に黙りこんだ ”母と妻と女の狭間で”

アイダホ

 帰りの車の中で、あさひと話をしてたら、
あの、Int’l studentパーティーの話になった。

「ああ、そう言えば、
この前のInt’l studentパーティーに
晴美を誘ったんだけど、
用事があるとかって、来なかったんだ」

「結局あれが、晴美がいた時の、
最後のInt’l studentパーティーになっちゃった」

そう私が言った。

 もちろん、晴美とあさひが一緒にいたことは、
確信してたから、2人がどんな関係だったか、
知りたかった。

 そしたらあさひが、

「ああ、あの時ね」

 そう言って、黙りこんだ。
わたしは、それまでのおしゃべりなあさひに
慣れてたから、いきなり元の無口なあさひに
戻るとは思っていなかった。

 私は慌てて、

「今度のシアトル行きの時、私がこの車に
乗ってもいい?」

 そう言って、話題を変えた。

「まあ、いいけど、地図は読めんの?」

 あさひが、妙に現実的な質問をした。

「読めるけど?」

 そう答えると、あさひはいきなり、
鞄の中から、地図を取り出して、

「今どこ?」

 そう聞きながら、私に地図を手渡した。

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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1月 26th, 2016 by