P110 ほんとに、熱

P110 ほんとに、熱 ”母と妻と女の狭間で”

熱

 あさひのアパートに来てみると、
鍵が開いてた。
 そーっと中に入ってみると、
2つあるベッドルームのうち、
あさひの部屋が5センチ位開いてて、
中でラジオが鳴っていた。

「こんにちは」

 そう言って、そっと中にはいってみると、
ほんとにあさひが軽い寝息を立てていた。

 「ほんとに寝てる!」

 私は、いったんあさひのアパートを出て、
近くのドラッグストアーで軽い食事と、
風邪薬を買い、すぐにあさひのアパートに
引き返した。

 
 あさひのアパートに戻ってみると、
さっきまで閉まっていた、アパートの
扉が開いていて、中から話し声が聞こえた。

 私が、中にはいってみると、寧子達みんなが、
中のダイニングで話していた。
 あさひの部屋の扉も開いていて、中には
寧子とミチ君がいた。
 私が中に入ると、あさひは起きていて、
寧子と話をしていた。

 さっきまで、キラキラと太陽が降り注ぎ、
うっすらモヤがかかっている中で、
天使が浮かんでいるように見えたぐらい、
すっごく綺麗な雰囲気だったのに、
 今では、ただ、熱を出して病人が
寝ている、空気が淀んだ空間に
変わってしまっていた。

 私はがっかりして、思わずため息をついた。
そのため息で、寧子が私に気が付いて、

「あ、何買ってきたの?」

聞くから、

「風邪薬と軽食」

そう答えると、

「食事は、私がおかゆを作ったから」

そう言って、寧子が半身を起こしたあさひに
おかゆを手渡していた。

image©“ガールズちゃんねる”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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1月 28th, 2016 by