P120 八方塞がり "母と妻と女の狭間で"

P120 八方塞がり ”母と妻と女の狭間で”

頭を抱える

 翌日、普通通り学校に来ると、いつもは遅く来る
ミチ君が、もう学校に来ていて、寧子と話をしていた。

「おはよう!」

 私が元気よく教室に入ると、2人はスッと離れて、

「おはよう!」

と、元気に返してきた。

 私は、

「ねえ、寧子もミチ君も、今日はこんなに早く、
どうしたの?」

とりあえず、聞いてみると、ミチ君は、

「べつに、真面目に勉強しようと思っただけだよ」

 そう答えた。
そしたら、寧子はが、

「フフフ。そーかな?」

って、また意味深な笑い。

 そしたら、ミチ君が慌てて、

「なんでもないって。
寧子ちゃん、なんでそんな事言うの!」

って、変に慌てて、寧子バシバシ叩いた。

 寧子はそれでも、めげずに、

「ミチさんは、そんなこと言って良いのかな?」

そう言いながら、私を手招きした。

 私は不思議に思いながら、寧子の方に
行こうとすると、ミチ君が慌てて、寧子の腕を
引っ張って廊下に行ってしまった。

「変なの?」

 私は、そう思いながらも、頭のなかはあさひで
一杯で、できるだけあさひと一緒にいたいけど、
どうしたら良いか、そればかり考えていた。

 一緒にいたければ、図書館に行けばいいけど、
勉強もできるし、悪いことはないんだけど、
でも、うちに帰るのが遅くなって、パパに怒られる
のは、嫌だし。

 それ以外では、寧子達と一緒だから、単独行動は
出来ないし、けっこう八方塞がりって感じだな。

image©“Chill”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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