P153 送って? "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・出会い青春編

P153 送って? ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・出会い青春編

笑顔

 それを持って、帰っていった。
それを見ていたあさひとミキちゃんは、
温かい目で、笑っていた。

 あさひも、ミキちゃんがいる時は、
まるで別人のよう。

 春の日差しの中の、暖かな陽だまりの
ような、笑顔をしている。

 私は、その時のあさひの笑顔が、一番好き。
ミキちゃんのお陰かもしれないけど、
ミキちゃんなら許せるな。

 きっと、あさひも同じ気持なんだろう。

 結局その日はまた、私とミキちゃんと
あさひの三人で勉強をして、気が付けば、
図書館の閉館時間になってた。

 今日は、ミキちゃんもジョンが来るのが
遅くて結局、閉館時間まで一緒だった。

 図書館閉まるんで、外に出た時に、慌てた
ジョンが、ミキちゃんを迎えに来て、また
素敵な笑顔で帰っていった。

 私は、家までどうしようか一瞬悩んだけど、
考えてもしょうが無いから、

「ねえ、ホストまで送ってもらっていい?」

 あさひに聞くと、

「どうせ送らなければ、意地を張って
『歩いて帰る』、とか言うんでしょ?」

ちょー嫌味な奴。

 ってか、どうせ送ってくれるなら、なんで
始めから「送るよ」って言えないのかねー。

 ほんとに感じ悪い。
ともあれ、あさひの車で私のホストまで、
軽いドライブ。それは、嬉しいね。

written by 透明(とうめい) ゆき

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2月 16th, 2016 by