B:26ページ ミキちゃんとあさひって・・・ "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:26ページ ミキちゃんとあさひって・・・ ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

手つなぎ

「そうだね、ちょっと休憩しようかな?」

 それを見て私は、

〈あさひとミキちゃんは、ほんとの兄弟
みたいだな〉

って思った。

 と同時に、やっぱり少し妬けるよね。
あさひが立ちながら、

「紗希ちゃんはどうする?」

聞いてくれたけど、なんか2人の邪魔
しちゃいけない気がして、

「来たばかりだから、いいや」

そう言って断った。

 二人が出て行くのを見送りながら、
いつ手を繋ぐのかと心配になった。

 冗談じゃなくて二人は、本当に仲が良くて、
二人を知らない人が見たら、絶対に恋人同士
に見えるもん。

 扉を出る直前まで見送って、席に座ろう
とした瞬間、視線の端でミキちゃんが
あさひの腕に自分の腕を絡めたのが一瞬
見えた。

「えっ!」

 慌てて視線を写した瞬間、私の視界から
消えた。

〈私の見間違いだよね?〉

 それを見た瞬間から、心はさざ波の様に、
ゆらゆら、揺らめきだした。

〈そんな事無いよね・・・〉
いくら、自問自答しても、答えは見つから
ない。

 普通だったら、私も後を追って確かめる
けど、ミキちゃんとあさひの普段を見て
ると、それが本当にしか見えなくて、
怖くて、二人の後を追って、確かめる勇気
は無かった。

 そのまま、椅子に座って勉強しようと
教科書を広げたけど、当たり前のように
勉強も手につかず、落ち着かないから、
ずっと窓の外を見てた。

“image©ayumuniho”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
写真は参考のため、本文とは一切関係ありません
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3月 2nd, 2016 by