B:28ページ 真っ赤なトマト "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:28ページ 真っ赤なトマト ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

とまと

「ミキちゃんとあさひは、恋人かと
思ったよ」

 その、私の言葉を聞いたミキちゃんは、
すっと、私とあさひを見比べて、悪戯な
笑顔で、するっと笑った。

 きっと、そう言った私の顔は、ほっとし
た気持ちと、それでも、納得がいかない
思いで、複雑な顔をしてたと思う。

 それから、三人で勉強を始めたけど、
私にとっては、3回めの図書館通い。

 少し慣れてきて、自然と勉強に集中出来る
ようになってきた。

 この前までは、目の前にいるあさひが
気になって、仕方がなかったけど、今は、
あさひどころか、周りに人がいることすら、
気にならなくなった。

 私自身、勉強が楽しくなってきた頃、
ふと視線を感じて、顔を上げると、なんと
あさひが私をじっと見ていた。

 あさひと目が合った途端、私はカーっと
顔が真っ赤になるのを感じた。

「何よ!」

 照れ隠しに、文句に似た強い口調で、
言うと、あさひは、ニコっと笑って、

「別に、ずいぶん真剣に勉強するように
なったなって思って」

〈なになに、この前から気にしてくれて
たの?〉

 そう思うと、もとっと、真っ赤になって、
まるで、よく熟れたトマトのようになった。

「なに赤くなっての?」

 いきなりあさひが聞いてきた。
この辺は、かなり無神経。

 まるで、寧子みたい。
そしたらミキちゃんが、

「Ashは女心がわかってないなー」

そう言って、私にウィンクした。

 そのミキちゃんのウィンクを見て、
また、赤面。

“image©allvectors.com”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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3月 3rd, 2016 by