B:32ページ 小さな幸せ "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:32ページ 小さな幸せ ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

シャボンハート

「えー!そんなちっちゃな時から料理
してんの?」

「うーんと、小学校3年か、4年が最初
じゃん?」

 そりゃ、かなわないわ。
確かにあさひの料理は、簡単なものでも、
おいしい。

 たったの、スクランブルエッグだって
ちゃんとオレガノが入っていい香り。

「そうなんだ、もう少し勉強してから、
朝ごはん作ることにします」

 いきなり作ったんじゃ、失敗しそう
なんで、寧子に教えてもらってからに
しよう。

 そんな、話をしながら、朝ごはんを
食べて、2人でアパートを出た。

 がっこうに行く途中も、いろんなことを
話した。

 あさひには5歳離れた妹がいること。
 実家はお父さんが会社をやっているけど、
ミュージシャンか、車のレーサーになりた
くて、英語の勉強ついでに、アメリカに
来たこと。
 高校時代はサッカーをやっていたけど、
ずっとサブチームで、レギュラーチームの
試合に出たことはないけど、サッカーは
好きだったから、普通3年生は春で引退
するのに、夏まで残ったこと。
 でも、結局レギュラーチームの試合には
一回も出なかった事。

 そんな他愛もない話だけど、あさひの
事が少しずつわかってくることが、今の
私にとっての幸せ。

 こうして、学校に行く、ほんの7分の
あさひとのおしゃべりが、今までモノクロ
だった私の毎日を、パステルカラーの虹色
に変えてくれる。

“image©Hirotomo Ohba:facebook”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
写真は参考のため、本文とは一切関係ありません
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3月 8th, 2016 by