B:39ページ 気持ちを抑えられない "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:39ページ 気持ちを抑えられない ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

手つなぎ

 あさひは、振り返りもせず、

「うるさいな!」

 そう、なんだか怒ってる様子もなく、
そう言った。

 後ろから、あさひを見ると、耳が真っ
赤だ。

〈あ、やっぱり〉

 そんなあさひを見ると、やっぱり若くて
健康な普通の男の子で、エッチなことにも
十分すぎるほど、興味津々だったことが、
なんだかとてもかわいく思えた。

 Entranceを出ると、珍しくケンジくん
達がいなくて、寄り道しないで、まっすぐ
アパートに向かった。

 途中、あんまりあさひが急いで歩くから、
思わずあさひの手を取った。

 その瞬間、あさひはピクンと、震えて、
立ち止まった。

「早いよ!」

 あさひは振り返り、

「あ、ごめん」

 振り返った顔は、真っ赤だった。
こんな時のあさひは、本当に可愛い。
 私は、その時思わずキスしたくなった
のを、必死にこらえて、もう一度、

「早かった」

 あさひは、ほんとに照れて真っ赤で、
恥ずかしそうに、

「ごめんね」

 と、小さく咲くすずらんの様に照れて
笑いながら、私に謝った。

 それでも、手を振りほどこうとはせず、
私達はそのままアパートまで、手を繋いで
帰った。

 私は、
〈今夜こそ!〉
後で考えると、自分でも笑えるくらい、
変に張り切って、
〈シャワーは先に浴びたいな〉
なんて、頭の中ではすっかりその気だった。

 もちろん、あさひからもその気なのが、
ビンビン伝わってきて、握っている手が
痛いくらい強くなっていた。

written by 透明(とうめい) ゆき

1ページ目から見る人の、P1リンク

この物語はフィクションです
写真は参考のため、本文とは一切関係ありません
|Mail to info@love-life.lovepop.jp

© 2014 Tomoyuki.O





3月 13th, 2016 by