B:P50ページ 心も、体も愛します "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:P50ページ 心も、体も愛します ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

体と心

 私は、ほんとに聞きたかったのに、
あさひが、無理やり、

「あ、もう時間だ。
それじゃ、行って来ます」

って、慌ただしく学校へ行く準備に立ち上
がった。

「ごちそうさまでした」

 私もそれに続いて、立ち上がって、
5分後にはアパートを出た。

「いいなー、琴乃さん」

 あさひがしみじみとつぶやいた。

「なにが?」

「おしとやかで、こまやかな心遣いが出来て、
しかも、あれが好きなんて!
 男にとって、理想の女性だよ!」

「はー、結局そっちが一番大事なんでしょ?」

「一番じゃないけど、相当大事!
俺だって大抵のことは一人で出来るし、
一人が嫌じゃないし、困ったこともないけど、
あれだけは、一人で出来ないもん。
 それに、お互いに足りないものを、
補いあうことが、自分の成長に繋がるし。
 お互いをおもいやり、一緒に歩いて行く事
が、人間には何より大切なんだよ」

 うーん、確かにその通りなんだけど、
気持ちが入っていたのは、今の言葉の、
前半部分だけみたいだなー。

「まあ、確かね。
愛しあうことは大事なことだけど、心が大事
でしょ?」

「そ、体もね」

 その笑い顔は、ちょっとふらちだぞ?
まあ、あさひならいいか。

 そんな、やり取りをしながら、気が付けば
学校。

「じゃ、またね」

 あさひと別れて、教室に行くと、寧子が、

「ヤマさん帰ってきたんだって?」

 情報はや!

“image©かぎろひkagirohi2007”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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3月 17th, 2016 by