B:63ページ 入れないよ! "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:63ページ 入れないよ! ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

ドア

 しんのすけも、

「僕の家だって、みんなが
泊まるでしょ?別におかしくないと思う
けどな?」

 私もさすがに腹が立って、

「何も無いって言ってるのに、なんで
わかんないかな?
 ってゆーか、なんかあってもミチには
関係ないでしょ?」

はっきり言ったら、あさひの方が、

「え?」

小さく驚いた。

 さすがに、みんなに言われ、私がキレ気味
にトドメを刺したら、さすがのミチも、

「わかったよ・・・」

しぶしぶ納得した。

 そんなやり取りが終わるのを待っていた
かのように、ヤマさんが帰ってきた。

 玄関のドアが開いた途端、さっきまでの
やり取りが無かったかのようにみんながいっ
せいにドアに注目。

 初めに入ってきたのは、もちろんヤマさん。
それまでは、みんな微動だにせず、固唾を
呑んで、ドアの方を見ている。

 次に、一瞬指先が見えたかと思ったら、
すぐに消えて、それから、誰も入って来
ない。

 みんなは息を詰めて、ドアを見つめていた
から、その指先フェイントで、一気にため息。

「おいちょっと、早く来ないの?」

 短気なミチが、声を出して琴乃さんを催促
した。

 ヤマさんは、意地悪してるみたいに、
ただ笑って見てるだけ。

 そしたらあさひが、

「そんなに注目されたら、入りづらいでしょ」

そう言いながら、ドアの方へ歩いて行った。

 一瞬あさひが視界から消えたと思ったら、
すぐに琴乃さんを連れて戻ってきた。

image©“無垢スタイル建築設計”

written by 透明(とうめい) ゆき

1ページ目から見る人の、P1リンク

この物語はフィクションです
写真は参考のため、本文とは一切関係ありません
|Mail to info@love-life.lovepop.jp

© 2014 Tomoyuki.O





3月 24th, 2016 by