B:65ページ カンカン "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:65ページ カンカン ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

ドアノッカー

 そしたら、琴乃さんが、

「ごめんなさいね。
これでも良いとこあるのよ」

 そりゃね、そうでしょうけど、そういう
問題じゃなくて、琴乃さんとヤマさんが
ふさわしくないから、許せないって話なんだ
けどね。

 なんてそんな所にムキになっても仕方ない
から、ま、いんだけどさ。

 そんな、やり取りの最中に、

「カンカン」

 ドアノッカーの音

「あ、ピザが来た!」

 寧子があらかじめ集めておいたお金で、
支払いを済ませると、テーブルの上に、
ピザをおいた。

 そしたら、琴乃さんがさっきヤマさんが
冷蔵庫に仕舞ってたビールを出してきた。

「うあ、そんな事しなくてもいいのにー」

 さすが、琴乃さん、大人だなー。
そんな当たり前と思えることに気を使える
所が、素敵なんだよね。

 みんなでピザを食べながら、琴乃さんに
馴れ初めとか色々質問したけど、幼なじみ
って事以外、特に答えてくれなくて、いつ
も、「ウフフ」って笑ってヤマさんの顔を
見るだけ。

 ヤマさんは、琴乃さんに笑いかけられる
たびに、ぶっきらぼうに「なんだよ!」って
返す。

 そんな二人を見ていると、ほんとに愛し
合っているんだなって感動。
 
 最初の印象とは違って、ほんとに素敵な
カップルで、羨ましい。

 しばらく二人を見ていたら、なんとなく
琴乃さんがヤマさんを気に入った理由が
わかる気がしてきた。

written by 透明(とうめい) ゆき

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3月 25th, 2016 by