B:71ページ 琴乃さんの強さが素敵 "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:71ページ 琴乃さんの強さが素敵 ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

恋人

 かといって、琴乃さんとヤマさんがなんて、
言えないしねー。

「うん、寝坊」

無難に答えたつもりだったけど、 
寧子は、勘がいいから、何かあったとすぐに
ピンときたらしい。

「あらー?なんかあったでしょ?」

でた!
寧子のオヤジ顔。

「私とあさひは、何も無いよ!」

「じゃ、なんで遅いのよ?」

 うーん、なんて言おう?
正直に、私とあさひは何もないし、かと言
って、ヤマさんと琴乃さんのことを正直に
言う事は、ちょっと抵抗がある。

 だってヤマさんのイメージはどうでも
いいけど、琴乃さんの、イメージが変わる
のは嫌だから。

 って、思っても、琴乃さんは笑顔で、

「別にいいわよ。
私が好きなのはホントの事だし」

って、答えるだろうけどね。

 そう思って、寧子には正直にヤマさんと
琴乃さんの事を話した。

 そしたら、さすがの寧子も、

「マジそれ!
琴乃さんやらしいー!!」

 ほんっとに驚いた様子で、顔をピンクに
赤らめた。

「でも、それを堂々と言えるなんて、
羨ましい。
 琴乃さんにとっては、それだけ当たり前、
ってことなんだよね」

 確かに、誰でも同じ体なのに、人前では
洋服を着て、裸を隠すように、誰でもして
る事なのに、みんな隠すことが当たり前に
なってる。

そんな、秘め事なんて言われることもある、

「愛しあうこと」

を、

「愛し合っている恋人どうしにとっては、
それが当たり前でしょ?」

って普通に言える琴乃さんの強さが、本当
に素敵だった。

written by 透明(とうめい) ゆき

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3月 27th, 2016 by