B:88ページ 問題が・・・ "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:88ページ 問題が・・・ ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

顔覆おい

 私は、二人の行き先も気になったけど、
やっぱりお金の話が気になっていた。

「ねえ、お金のことなんだけど・・・」

「ああ、一緒に暮らすならそろそろ話を
しないとだね」

 私は、自分から話を振ったものの、あら
ためてあさひからそう言われると、なんだ
か責められているみたいで、お金のことを
話すのが嫌になった。

「俺も気になってたんだけど、二人で暮ら
すなら、お互い学生なんだし、基本的に割
り勘でいいよね?」

 私もそれには同じ意見なんだけど、この先、
私に入ってくるお金は、お小遣いの月に
$150だけ。
 それ以上は、あらためてお母さんに頼ま
ないとダメだけど、アパートに移った事は
言えないから、お小遣いを増やしてもらう
理由が見つからない。
 だから、あさひの言葉に、簡単にOKっ
て言えなかった。

 そのまま、返事ができないで下を向いて
黙ってると、

「割り勘じゃまずい?」

 あさひが心配そうに私の顔を覗き込んだ。

「そういうわけじゃないんだけど・・・」

「ん?お金がないから?」

「そう」

「とりあえず、3ヶ月でホストファミリー
を追い出されたんだから、残りのお金は、
返金してもらわないとダメだよね?」

「え?」

「例えお金が返ってこなくても、学校に
言って対処してもらわないと、学校だって
評判に傷がつくから、困るでしょ?」

image©“Jordan Sarkisian”

written by 透明(とうめい) ゆき

1ページ目から見る人の、P1リンク

この物語はフィクションです
写真は参考のため、本文とは一切関係ありません
|Mail to info@love-life.lovepop.jp

© 2014 Tomoyuki.O





4月 9th, 2016 by