B:93ページ もう帰ったんだね "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:93ページ もう帰ったんだね ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

Lewiston飛行場

 琴乃さんの思いもよらない大胆さに、
私達は、その場でボー然としながら、
飛行機が動くのを見つめていた。

 飛行機は、動き始めたと思ったらあっと
いう間に、綺麗なホリゾンブルーの空へ
消えていった。

「行っちゃったね」

「うん、なんか、もったいないことしたな」

「ってか、そこ?!!」

 あさひの一言に、かなりムッとしたけど、
4人でやらない?って琴乃さんに言われた
のは、黙っておこう。

 二人を送って空港から帰る途中、ミチに
すれ違った。

丘の上にある空港は、周りに何もなくて、
専用道路みたいになっていて、そこの道を
通るということは、空港に用事があったっ
てことを意味している。

 だから、ミチとすれ違った途端、

「誰か来たの?」

そう聞かれた。

 ミチに、ヤマさんと琴乃さんが帰った
ことを告げると、

「えー、なんで知らせてくれなかったの!」

 怒られた。
まあ、当然。
 でも、教えないでって言われたんだもん。

 それから、寧子のホストに、ヤマさんから
寧子に預かった手紙を渡しに行った。

「え!ヤマさん達、もう帰っちゃったの?」

それを知った寧子は、いきなり泣き出した。

「なんで教えてくれなかったのよー」

 それから延々30分近く泣き続けたあと、
ようやく落ち着いた。

image©“Airport-Data.com”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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4月 11th, 2016 by