B:101ページ 女子は帰りも同じ  "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:101ページ 女子は帰りも同じ ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

ドライブ

 初めに典子を見た時、手のひら大のヒキ
ガエルのフィギュアに、

「変わってるなー」

って思ったけど、まさかそれを咥えてると
は!

 でも、みんなが大笑いしてても、本人は
いたって真面目で、みんなが笑ってる理由
がわからないみたい。
 みんなの顔を見回して、ぽかんとしてる。
もちろん、口にはヒキガエルだから、口は
空いてないけどね。

 みんなひとしきり笑った後に、

「なんでサブローを咥えてるの?」

聞いてみると、

「サブローは蛙だから、不安になっると穴
に入りたがるの」

「え!それってサブローが入りたいって言
うの?」

「そうだよ?」

真剣にそう言うから、それ以上は触れなか
った。
 たぶん、それって本人の事なのかな?
ま、良いけどさ。

 思わぬ気分転換で、みんなは一気に元気
を取りもし、お腹がいっぱいになったとこ
ろで、帰る事になった。

 ミチが、帰りは女子を交換しよう!って
言ったけど、寧子があっさり

「無理!」

って一言で一蹴。
帰りの間中、女の子のショッピングについて、
お説教されてた。
 ま、当然だよね。

 中華ビュッフェでは、しんみり悲しくな
っちゃったけど、帰りの車の中は、元気っ
ぱい!
 休む暇なくマシンガンのように喋って、
寂しさ発散。

 Lewistonに着く頃には、みんな笑顔で、
めっちゃ楽しかった。
 典子も、桜子も、私達と一緒来たみたいに、
仲良くなって、また行こうって、約束した。

image©“Globe-Trotter T & E Inc.”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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4月 15th, 2016 by