B:102ページ 図書館に行かなくちゃ "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:102ページ 図書館に行かなくちゃ ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

勉強

 アパートに帰ったのは10時近く。
部屋に入っても、部屋は真っ暗。
あさひはまだ帰ってきてなかった。

「やっぱり図書館か」

 あさひと一緒にいるためだけじゃなく、
図書館に近いっていうのも、あさひのアパ
ートに移った理由なんだけど、アパートに
移ってからも結局、図書館にいる時間が劇
的に増えたわけじゃなく、なんだか前の様
に、気が付けば寧子達と一緒に遊んでるこ
とが多くて、これじゃあ何のためにアパー
トに移ったんだかわからなくなってる。
 
「これじゃ前と一緒だな」

 ヤマさんもいなくなったし、これからが
大事だからしっかりしなくちゃね。  

 とりあえず、勉強のために図書館に行こ
うと思ったら、あさひが帰ってきた。

「あ、お帰り。
もう、図書館行かないの?」

 あさひにそう聞くと、

「いや、ちょっとお腹がすいたから、軽く
食べに帰ってきた」

 ほんとはすぐに図書館に行こうと思った
けど、せっかくあさひが帰ってきたから、
あさひのご飯を待って一緒に行くことにした。

 あさひが食事の支度をしている間、典子
のヒキガエルのサブローのことや、桜子が
中華で泣き出した事とか、寧子やミチとか
みたいにみんなで盛り上がった、今日の出
来事をあさひに話した。

 私は、当然あさひも共感してくれると思
ったら、

「へー、そうなんだ」

それだけ。

image©“Aiko”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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4月 16th, 2016 by