B:103ページ 冷たい "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:103ページ 冷たい ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

氷の教会

 あんまり拍子抜けしたんで、もう一度、
今度は詳しく話したら、

「確かに典子ちゃんは面白いね。でも、
基本的に2人は寂しいんで、その表現方法
が違うだけだね」

冷静に分析した結果を口にした。

 私が期待した答えはそう言うんじゃなくて、
みんなと同じように、寂しくてもお互い頑張
ろうって言って欲しかった。

「あさひは寂しくないの?」

そう聞くと、

「うーん、そーだね。
毎日は充実してるし、別にご飯も食べたい
と思はないし、なにより目標に向かって進
んでるって実感があるから、寂しいってい
うか、楽しくてしかたがないけどな」

あさひに、共感を求めた私がダメだったみ
たい。

 確かにあさひはよく出来るし、しっかり
してる。

 やらなきゃいけない事は、きちんとやる
し、なにより常に前向きで、普通の人なら
とっくにめげてしまうような事でも、前進
あるのみ。
 後ろを振り返らない強さもある。

 ただ、それだけに周りの人が、着いて行
けない事もあるのに、その時でも前しか見
ないで、置いてきぼりにしたりする。

 そう、そんな所は相当冷たいと感じる。
前にそんなことを寧子に話したら、

「Ashと紗希は、合わないんじゃない?」

そう言われたことがある。
 その時は、深く考えなかったし、そんな
所も私が治したいと思っていたけど、一緒
に住み始めて、そんな考えは甘いかもしれ
ないと思うようになった。

image©“ルーブル・ブライダルサロン”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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4月 17th, 2016 by