B:106ページ 点数が取れなかったら "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:106ページ 点数が取れなかったら ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

TOEFL

 それでも、なんとか7時45分には家を
出られて、学校には間に合った。

 教室に入ると、寧子がいつものオヤジ顔で、

「で、どうですか?
新婚初夜は?」

いきなり聞いてきた。

「いや、もうその話はいいって!」

 ヤマさんと琴乃さんがいなくなって、
二人きりの夜。
 当然寧子が聞いてくると思っていたけど、
案の定、うるさいくらいに聞いてきた。

 昨日は、部屋に入ったらあさひはとっく
に寝てたって言ったら、

「なんだ、つまんない!」

 何を期待してたんだ?
まあ、アメリカって言っても、ほんとに
田舎で、なんのニュースもないとこだから、
身近な話題がとても重要。
 
 ってか、暇つぶしには持って来い。
思わず、

「そんな事より、この先の方が心配なの」

 これはほんとで、私の不安はみんなも持
っているはずだからね。

 寧子は、

「そんなの心配したってしょうが無いじゃ
ん?」

と、あっさり。
 
 そりゃまあ、その通りなんだけど、だか
ら不安になるんでしょ?

 と、いくら言っても寧子は動じない子。
度胸だけはいいんだよね。

 ま、せいぜい私はしっかり勉強するか。

 お昼にカフェでみんなでご飯を食べてた
時に、もしこのままTOEFLのスコアーが取
れなかったらどうするか聞いてみた。

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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4月 18th, 2016 by