B:134ページ 寧子(やすこ)の優しさ "母と妻と女の狭間(はざま)で・・・" 留学時代・同棲編

B:134ページ 寧子(やすこ)の優しさ ”母と妻と女の狭間(はざま)で・・・” 留学時代・同棲編

パーティー

 一晩中飲んでいたし、寧子の優しい言葉
にホッとして、ベッドに入ると同時に深い
眠りについていた。

 次に目が冷めたのは、もう3時を回って
いた。

「あ、もうこんな時間!」

 寧子は「午後になったら、またおいで」
って言ってくれていたけど、今からシャワー
して、支度したら夕飯の時間になっちゃう。

 そう思って、行こうかやめようか考えて
いた所に、電話が鳴った。

 受話器を取ると、受話器の向こうから
賑やかな雰囲気と、寧子のいつもの聞きな
れた声がした。

「あんた、いつまで寝てんの?」

 それは私が驚いたことで、返事に困って
いると、

「早く来て、夕飯の支度を手伝いなさいよ」

 
寧子は、そう一方的にまくし立てて、私の
返事を待つこと無く電話を切った。

 あさひのことで、かなり落ちている今は、
そんな寧子の強引さが心地よくて、自然と
顔が笑っていた。

 それから簡単にシャワーを浴びて、とり
あえず部屋にあったドリトスを持って寧子
の家に向かった。

 玄関でピンポンを押すと、出てきたのは
ミチで、

「早くしないと、みんな待ってるよ!」

 そう言って、にこやかに迎えてくれた。

「そんなこと言って、ここはあんたのホスト
じゃないでしょ?」

 それを聞くとミチは、苦笑いで、

「まあ、堅いこと言わずに~」

 この辺が、ミチの憎めない所。
もしもあさひよりもミチと先に知り合って
いたら、今頃ミチと楽しく一緒に暮らして
いたかもしれない。
 ミチはそれぐらい良い人だと思う。

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
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10月 8th, 2016 by