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恥ずい
4月 10th, 2016 by yuki.o

 今日ばかりは、琴乃さんだけじゃなく、
ヤマさんも起きていて、すっかり出発の
準備ができていた。

 あさひがヤマさんと琴乃さんと三人で
話している所に、私が出て行くと、

「おはよう!」

 あさひが元気に、迎えてくれた。
そのあさひの笑顔を見て、少し心がオレンジ
に暖まるのを感じた。
 
 そしたら、ヤマさんが、

「おはよう、昨日は燃えてたね」

 そう言うと琴乃さんの方を見た。
琴乃さんはクスッと笑って、

「私も紗希ちゃんの声で、すっごく燃えた
わ」

 それを聞いた途端、顔が真っ赤になるの
を感じた。

 あさひが、

「あら?耳まで真っ赤だよ?
まるで、よく熟れたいちごみたい」

それを聞いたら、恥ずかしさの余り、下を
向いて手で顔を隠した。

 そしたら琴乃さんが、

「何回もいってたみたい?」

「恥ずかしいから、やめてー」

 私はそう言いながら、シャワーを浴びに
バスルームへ逃げ込んだ。

 軽くシャワーを浴びて、バスルームから
でると、2人はそろそろ出発って感じに
なってって、あさひがヤマさんの車に荷物
を運んでた。

 それを見た時、「ほんとに日本へ帰っち
ゃうんだなー」って、心がジーンと熱くな
った。

 ヤマさんや琴乃さんとは短い間だったけ
ど、本当に良い人達で、私もずいぶん癒や
された。

 部屋の中からどんどん無くなっていく
荷物を見てたら、自然とペールグリーンの
涙が溢れてきた。

image©“acworks”

written by 透明(とうめい) ゆき

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この物語はフィクションです
写真は参考のため、本文とは一切関係ありません
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パーティー
4月 9th, 2016 by yuki.o

 確かにあさひが言ったことは正しいんだ
けど、事実は違うんだから、もしも学校に
知られたら、困るのは私。

 それに、ホストにだって迷惑が掛かる。
だから、とりあえず、はっきり返事をしな
いで、言葉を濁した。

 あさひは私の態度に、不信感を持った
みたいで、次に何か言おうとした瞬間に、
ドアが開いた。

「ただいまー」

 挨拶とともに、やまさんと琴乃さんが
帰ってきた。

「おかえりー」

 二人の帰宅で、それ以上あさひに追求さ
れずに済んだ。

「ミキちゃんと、Jhonとご飯食べてきた」

ヤマさんが言うと、

「ミキちゃんの結婚式に、出席するって、
約束したのよ」

 琴乃さんが、嬉しそうに笑った。
私とあさひは、二人の嬉しそうな顔を見て、
「やれやれ」って思いながら、ピザを温め
ビールを冷蔵庫から持ってきた。

 ヤマさんに、

「今日が最後だから、少し飲もうよ」

そう言うと、ビールを手渡した。

 4人で、今までのことを話しながら飲ん
でると、いつの間にか午前0時を回ってた。

 せっかくの最後の夜だから、もう少し
ヤマさんと琴乃さんと話していたかった
んだけど、あさひは自分のペースを変える
こと無く、

「そろそろ寝ようか?」

 そしたら、ヤマさんが、

「Ashな、お金と避妊はしっかりやらな
アカンよ」

「そうよ、紗希ちゃん、まだまだここで
勉強したいなら、そこはしっかりしないと、
後でほんとに後悔するからね?」

image©“”だんべー.com””

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顔覆おい
4月 9th, 2016 by yuki.o

 私は、二人の行き先も気になったけど、
やっぱりお金の話が気になっていた。

「ねえ、お金のことなんだけど・・・」

「ああ、一緒に暮らすならそろそろ話を
しないとだね」

 私は、自分から話を振ったものの、あら
ためてあさひからそう言われると、なんだ
か責められているみたいで、お金のことを
話すのが嫌になった。

「俺も気になってたんだけど、二人で暮ら
すなら、お互い学生なんだし、基本的に割
り勘でいいよね?」

 私もそれには同じ意見なんだけど、この先、
私に入ってくるお金は、お小遣いの月に
$150だけ。
 それ以上は、あらためてお母さんに頼ま
ないとダメだけど、アパートに移った事は
言えないから、お小遣いを増やしてもらう
理由が見つからない。
 だから、あさひの言葉に、簡単にOKっ
て言えなかった。

 そのまま、返事ができないで下を向いて
黙ってると、

「割り勘じゃまずい?」

 あさひが心配そうに私の顔を覗き込んだ。

「そういうわけじゃないんだけど・・・」

「ん?お金がないから?」

「そう」

「とりあえず、3ヶ月でホストファミリー
を追い出されたんだから、残りのお金は、
返金してもらわないとダメだよね?」

「え?」

「例えお金が返ってこなくても、学校に
言って対処してもらわないと、学校だって
評判に傷がつくから、困るでしょ?」

image©“Jordan Sarkisian”

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お金
4月 8th, 2016 by yuki.o

 車で、shopkoに行って、ビールとおつまみ
と、ピザを買ってレジに並んだ。

 合計で$28.30。
あさひに

「割り勘でいい?」

って、聞かれたけど、
私の生活費は、ホストファミリーに一括で
払っているから、正直お金はない。
 今は、日本からお小遣いとして毎月
$150(約2万円)送金してもらうだけ。
 今までは、日本にいた時のアルバイトで
稼いだお金を使っていたけど、それも、
ホストを出る前になくなっちゃったから、
ほんとにお金がない。

 はじめ、アメリカに来る前、ホスト代
は、前払いで払っていたから、月々の
お小遣い2万円だけで、足りる予定だった。

 実際、ホストにいた時は、サンドイッチ
を持って来てたから、平日はほとんどお金
がかからなかった。

 たまに週末に出掛ける時にちょっとお金
を使うくらいで、とくに不自由に感じた
ことは無かった。

 でも、今はホストを出てアパート暮らし。
毎日の食事は自前だし、家賃とかも払わな
くちゃいけなくなった。

 今の所は、ヤマさんがいるから食事代
だけだけど、それでも月に$150じゃ足り
ない。

 あさひに聞いたら、だいたい一人で1周間
に$100だって。
 それでも、けっこう節約してるみたいで、
お昼はなるべくアパートに帰ってきてから
食べたりしてるんだって。

 今はあさひに「お金送ってもらうまで
待って」って言って、全部出してもらって
るけど、 いつまでも頼ってばかりはいら
れない。

image©“geralt”

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背中合わせ寝る
3月 31st, 2016 by yuki.o

「あんな感じって、どんな感じよ?」

「いや、だから、あんなにエッチなのかっ
て思って」

 あー、そういう事。

「あさひはどう思うの?」

「うーん、さっきの話は、男同士よりも
エグイと思ったのは確か。
 すっごく生々しかったと思うけど」

「うーん、女だって男とかわんないと思う
よ。
 でも、どっちかって言うと、男のほうが
女を女神かなんかと勘違いしてる感じはす
るけどね。
 女だって普通の人間だよ」

「そっかー、確かに少し美化し過ぎかもね。
なんとなくわかった気がするよ」

 そう言うと、私に軽くキスをして、私の
隣に入ってきた。

「ねー、一緒に寝ててなんとも思わないの?」

 ちょっと恥ずかしかったけど、思い切って
聞いてみた。

 だって、さすがにもう3日目。
それでもなんともなければ、そろそろ、
違うベッドを探さなくっちゃだもんね。

 そしたらあさひは、

「そりゃ、なんともあるよ。
でも、今は勉強優先だって、自制心の修行中」

「なんだそれ?じゃあ、私のことはどう
思う?」

「可愛いと思うよ。
でもまだ、Loveではないかな?
Likeの最上級くらいと思う」

 ん?なんだか理屈っぽいなー、面倒くさい!

「よくわかんないよ。
好きか嫌いの二択ではどっち?」

「え!二択?
うーん、それはかなり難しいけど、
なら、好きだね」

 やった!ついにあさひから「好き」の
二文字が聞けた!

image©“piopiorin”

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笑顔
3月 30th, 2016 by yuki.o

 それを見ていたあさひは、にこやかに
二人を見ていた。

 私があさひに、

「この前もそうだったけど、なんで琴乃さん
を見て嬉しそうなの?」

「あー、俺ね、女の子が好きな人を見てる
顔が好きなんだよ。
 だって、好きな人を見てる顔が、その娘
が一番輝いてるから」

「えー、そうなの?
だったら、自分も彼女作れば、毎日一番
素敵な顔を見ていられるじゃん?」

「よく言われるんだけど、なんか、俺には
そんな素敵な気持ちにさせてあげられない
気がしてさ」

 謙虚?それとも、自信がないのかな?
どっちにしても、それじゃあ悲しすぎるよ
ね。
 
「そんなこと、ないよ。あさひだったら、
絶対ステキな笑顔、作ってあげられるって。

〈少なくても、私はそういう気持ちあるもん〉

「そうかなー、自分ではあんまり、そういう
笑顔見たことが無い気がしてさ。
 今度は、もう少し気をつけて見るよ」

 そう言いながら、ニコッと笑った。
一緒にいる時間が長くなると、今まで見た
ことのないあさひの笑顔が、少しずつ私の
中のアルバムに溜まっていくのが、嬉しか
った。

 アパートに着くと、0時半。
4人で軽い夕食を食べたら、今日も一日が
終リ。

 あさひの前にシャワーを済ませて、ベッド
ロームで漫画を読んでたら、あさひが部屋
に入って来た。

「あのさ?図書館のミキちゃんと琴乃さんの
会話って、女の子はみんなあんな感じなの?」

版権: osons / 123RF 写真素材

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カップルぼかし
3月 26th, 2016 by yuki.o

 私が、部屋に入った頃には、もう、2時
近く。

 あさひに、「遅くなっちゃったね」って
声をかけても、返事がない。

 あれ?って思って、あさひの顔を覗き込
むと、あっという間に寝てた。

「!!」

 昨日まで、あんなに盛り上がっていたのに、
今日もなし。

 こういうのはタイミングが大事だけど、
それにしても、うまくいかないなー。

 そっと、あさひにkissしたら、あさひ
が、急に「ニコ」って笑ったから、
すっごくびっくり。

 思わず起きてるのかと思って、もっかい、
顔を近づけて確かめたら、確かに寝てる。

 どんな夢を見てるのかすっごく気になる
けど、あさひの夢は見られないもんね。

 あさひが確かに寝てるのわかったから、
ベッドに入る。

 でも、昨日の隣の事が頭に浮かんで、
なかなか眠れない。

 それにしても、ほんとにおしとやかで、
「大人の女」って感じの琴乃さんが、あん
なに大胆なんて、今も信じられない!

 寝ようと思って目をつぶると、つい隣の
部屋のことが気になって、気が付くと呼吸を
忘れてる。

「はぁ~」

 呼吸を忘れるなんて、自分でも笑っ
ちゃう。
 
 それでも、10分か20分位したら、
眠くなって、うとうと。

 あさひはいびきもかかないし、寝相も
良くて、ほとんど動かない。

 息してるか、心配になるくらい。
 
 だから、1度あさひが寝ちゃうと、同じ
ベッドで寝てても全然気にならない。

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UofI
3月 18th, 2016 by yuki.o

 授業が終わって、みんなが集まる前に、
図書館に行って、あさひにこの事を言って、
鍵を受け取りに行かなくちゃ。

 私と住んでるのがみんなにバレると、
あさひは嫌がるかな?

 図書館に行くとあさひは、いつもの様に
いつもの場所で勉強中。

 あさひのところに行って、さっきの
みんなの話をしてみた。

「いいけど、ヤマさんと琴乃さんは、
昼間はいないかもよ?」

「え?なんか聞いてるの?」

「U of I(University of Idaho)を見ながら
Moscowでおみやげを買うって言ってたよ。
夜には帰ってくると思うけど」

 Moscowまでは約55km、車で
一時間弱。
 
 何もなければ、夜までには帰ってくるね。

「あさひはどうするの?」

「どうって?」

「みんなが来る時」

「あー、勉強してるよ」

 まあ、思った通り。
あさひの凄い所は、よほどの事がない限り、
自分のペースを乱さない。

 だから、勉強も出来るのかもしれない
けど。

「わかった。じゃあ、とりあえず鍵を預か
ってもいい?」

 そう言ったら、あさひが鍵をくれた。
その鍵には、今乗ってる車、X1/9の鍵と、
家の鍵、それから、もう一個別の鍵が付い
てた。

「これなんの鍵?」

「ああそれ、日本で乗ってる、LEVINの鍵」

 へー、日本でも、車に乗ってたんだ。
ほんとにクルマ好きなんだね。

 あさひから鍵を受け取って、みんなの所
へ戻ると、みんな荷物を持って、準備万端。

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素敵な笑顔
3月 17th, 2016 by yuki.o

 そう言って、クスッと笑った。
その笑顔には、照れとか、恥ずかしさは
全然なくて、本当に自然な感じ。
 
 その時の琴乃さんは、本当に素敵な大人
の女性に見えた。

「起きたら、琴乃さんが朝食を用意して
くれてて、ごちそうになってる所」

あさひはそう言うと、綺麗な黄色の
スクランブルエッグを口に運んだ。

 私は、琴乃さんに、もう寝ないの?か
聞くと、

「居候させてもらって悪いから、せめて
食事だけでもと思って。
2人が出たら、また寝るわ」

 はー、琴乃さんって本当に素敵な人なん
だ。
 
「おいくつなんですか?」

 あまりに素敵なんで、失礼だと思いなが
らも、甘えついでに、気になっていた事を
聞いちゃった。

「琴乃さんって、おいくつなんですか?」

「まさひろのひとつ上よ」

 え!
ちょっと待って、ヤマさんの1個上って
ことは、25歳?

 ちょっと、25歳にしては落ち着いてて
素敵すぎない?
ってか、ヤマさんのどこが良いわけ?

「金のわらじか・・・」

 あさひが、しみじみ羨ましそうに
つぶやいた。

「琴乃さん、そんなに素敵なのに、なんで
ヤマさんなですか?」

 これ、普通は失礼な質問なんだけど、
ヤマさんに限っては、当然の質問だと
思ったよ。

「うふふ、まさひろね、あれでも相当
優しいのよ」

 琴乃さんは、昔の事を思い出すように、
微笑みながら、外を見つめて言った。

聞きたい!

“image©lonestar texas”

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泣き顔
3月 15th, 2016 by yuki.o

 最初、夢の中の出来事だと思ったすすり
泣きが、気が付けば、耳元で囁くくらいに
なっている。

 夢にしてはとてもリアルで、初めは
すすり泣きだと思った声も、どこか違った
ニュアンスだってことに気がついた。

 あさひを見ると、全然無反応で、ずっと
軽い寝息を立てていた。

 時計を見ると、朝5時前。
こんな早い時間に、起きてる人はいないはず。

 今でははっきりした頭の中で、いろんな事
を考えた。

 そして、女の声だから、泥棒や強盗の
たぐいだはなさそう。

  よく聞いてみると、ずっと泣いている
わけではなくて、大きくなったり、聞こえ
なくなったり。

 窓の外から聞こえたと思ったけど、
なんだかもっと近い感じがする。

 そして、女が一人ってわけじゃくて、
何人かいるらしい。

 でも、考えれば考える程、訳がわからな
くなる。

〈なんだ?〉

 それからしばらくすすり泣きが聞こえ
なくなって、静かになった。

 「結局何だったんだろう?」

 まだ、あたりは暗くて、もう少し寝られる。
そう思って、目を閉じると、今度ははっきり
聞こえた。

「あ・・・」

「!」

 その声は、あの時の声だ!
それでやっと理解した。

 その声は、そう、ヤマさんと琴乃(ことの)さん。
このアパートは木造で、部屋の壁は薄い。

 毛足の長い絨毯が敷いてあるから、足音
なんかは聞こえないけど、部屋の中の音や
声は、けっこう聞こえる。

“image©Débora.F.”

written by 透明(とうめい) ゆき

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