留学編

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孤独
4月 25th, 2016 by yuki.o

 その前に、あさひと合流しようと思って、
カフェであさひを待ってたら、ミキちゃん
がアンディーのお散歩でやってきた。

「アンディー久しぶりー」

ミキちゃんは相変わらず可愛くて、思わず
見とれちゃう。

 ミキちゃんにどっかであさひと会ったか
聞くと、あさひはもう図書館にいるらしい。

 ミキちゃんに、あとで図書館に来るのか
聞くと、ご飯の支度をしてから来るって。

 私はそれを聞いた時に、自分も先に夕飯
の支度をしてから図書館に行くことにした。

 急いで、アパートに帰ると、台所にはす
でに、マッシュポテトと、コーンスープと
パスタソースが出来上がっていた。

「ちぇ、もう支度が終わってる」

 あさひは、一人暮らしが長いのか、家事
全般にわたって、そつがない。

 食事はいつもそんな感じで、私よりも先
に気がつくし、洗濯も、日曜日の私が寝て
いる時に終わっている。

 あとは掃除だけだけど、もともと物が少
ないし、掃除機もないから、あんまり必要
じゃない。

 もっとも、掃除機があったって、毛足の
長いカーペットに土足だから、掃除なんて
あんまり必要じゃないけどね。

 なんだか、私が来る前も、私が来た後も
あさひは一人暮らしをしてるだけで、私は
必要とされてない気がして、少し寂しかっ
た。
 
 とにかく、図書館に行くと、あさひはい
つもの席で、いつもの様に勉強していた。

image©“小 海”

written by 透明(とうめい) ゆき

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手つなぎ
2月 17th, 2016 by yuki.o

 翌朝、なんとか起きたけど、
夢のせいで、寝た気がしなかった。

 学校に着いてから、寧子にその事を
言ったら、答えは一言、

「一緒に住めばいいじゃん」

 あさひのアパートは、2ベッド
ルーム。

 もともと、2人で借りたらしいから、
当たり前だけど、今は、もう一個の
ベッドルームを、ヤマさんが使ってる。

 なんで、あさひのアパートに空きは
ない。だから、寧子の言う通りにする
ためには、リビングに住むか、あさひ
か、ヤマさんと一緒に暮らすしかない。

 もちろんヤマさんと同じ部屋は嫌だ
から、あさひと一緒なら嬉しい。

 だからって、いきなり

「一緒に暮らしたい!」

って言ったって、困らせるだけだよね?

 そうなると、車をgetするしかないけど、
その前に、免許が必要だもの。

 それに、仮に免許を取っても、車を買う
お金なんかあるわけ無いから、それも
厳しい。

 確かに、日本ならアルバイトをすれば
いいだけだけど、そこは日本と違って、
学生は、勉強が本文。

 確かに学校内にも、アルバイトはある。
でも、その時給は、$2とか$3とか。

 そのかわり、契約期間しっかりやると、
単位をくれる。

 つまり、アルバイトも勉強って事。
アルバイトをすると、卒業が早くなる
ってこと。

 確かに理に適ってる。
その代わり、稼ぎは少ない。

 そうなると、結局、ホストに留まるか、
出るかの二択。

 う~ん、すっごい悩む。

 なんか良い解決方法がないかな~?

image©“stockarch / stockarch.com”

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寝顔
2月 17th, 2016 by yuki.o

 そう言えば、joyがこの前、熱を
出して入院した時に、看護師さんが
脱水症状を防ぐため、7UPの炭酸抜いて、
薄めて飲ませなさいって、言ってたけど、
あれってほんとは、点滴を打つはず
なのに、入っているのが安い保険だから、
医療行為に当たる点滴が、打てなかった
ってことなんだね。

 その時は驚いて、なんでだろう?って、
疑問に思ったんだ。

 あれは、入院はいいけど、クスリ代
とかは、保険でカバーできなかったんだね。

 私のホストが、お金目当てだとは思わ
ないけど、それでも、小さな子供が3人
いて、いきなり$2500(30万円)以上の
お金が入ってきたら、そりゃ助かると思う。

 それは、仕方がないことどと思うから、
全部が全部悪いことじゃない。

 それでも、勉強を一生懸命やるために
図書館に通うのは、今のホストが不便
なのは、間違いない。

 あさひに送ってもらって、家に帰ると、
みんなは寝てて、真っ暗っだった。

 リビングの電気をつけて、一人で軽い
食事をしながら思ったのは、

〈あさひとずっと一緒にいたいし、
いい加減TOEFLをパスするために、
図書館で勉強もしなきゃだから、
いよいよ車の免許を取るか、
引っ越しするか、どっちかはしない
とダメだな〉

ってことだった。

 私らしくない、そんな事を考え
ながら寝たら、夢に出てきて
うなされちゃったよ。 

image©“kinako1225”

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TVディナー
2月 16th, 2016 by yuki.o

 帰りの車中、珍しくあさひから、

「ホストがあそこだと、かなり不便でしょ?」

「うん、私の前の学生は車を持ってたから、
問題なかったみたいで、パパもほんとは
『車を持っている生徒希望』って言ってた
んだって。
 でも、この通り、学校からの条件が不利
なんでなかなか見つからなかった時に、
私がOKしたんで、言ってみれば仕方
なかったみたい」

「へー、俺が聞いた話だと、ホストの費用
が、朝夕食事込みで年間$25,000~$30,000
ドル、(当時のレートで約325万円~
約400万円)けっこうな大金だから、それ
を目当てに生徒を預かる悪質なところもあ
るらしくって、生徒を預かったものの、た
いした食事は出さず、出してもTVディナー
で、レンチンで勝手に食べろ?的な感じで、
それを2~3人くらい集めて、
それで食ってるところもあるって。
 もし3人だったら、一人$25,000として、
3人で$75,000(約1千万円)。

 ってことは日本円で100万円超える
もんな。
この街は物価が安いから、当分暮らせ
るよ」

「へー、初めて聞いたな」

 私は、ほんとに初めて聞いて
ずいぶん驚いた。

 もしかしたら、私のホストも、
多少はそんな雰囲気がああるのかな?
って思った。

 確かに、末っ子のJoyは体が弱くて、
けっこう入院してるみたいで、
その費用もばかにならないって、
言ってたけど。

image©“お金の学校”

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笑顔
2月 16th, 2016 by yuki.o

 それを持って、帰っていった。
それを見ていたあさひとミキちゃんは、
温かい目で、笑っていた。

 あさひも、ミキちゃんがいる時は、
まるで別人のよう。

 春の日差しの中の、暖かな陽だまりの
ような、笑顔をしている。

 私は、その時のあさひの笑顔が、一番好き。
ミキちゃんのお陰かもしれないけど、
ミキちゃんなら許せるな。

 きっと、あさひも同じ気持なんだろう。

 結局その日はまた、私とミキちゃんと
あさひの三人で勉強をして、気が付けば、
図書館の閉館時間になってた。

 今日は、ミキちゃんもジョンが来るのが
遅くて結局、閉館時間まで一緒だった。

 図書館閉まるんで、外に出た時に、慌てた
ジョンが、ミキちゃんを迎えに来て、また
素敵な笑顔で帰っていった。

 私は、家までどうしようか一瞬悩んだけど、
考えてもしょうが無いから、

「ねえ、ホストまで送ってもらっていい?」

 あさひに聞くと、

「どうせ送らなければ、意地を張って
『歩いて帰る』、とか言うんでしょ?」

ちょー嫌味な奴。

 ってか、どうせ送ってくれるなら、なんで
始めから「送るよ」って言えないのかねー。

 ほんとに感じ悪い。
ともあれ、あさひの車で私のホストまで、
軽いドライブ。それは、嬉しいね。

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答え
2月 16th, 2016 by yuki.o

 みんなを入り口に置いて、ずーっと奥に行って、
本棚を回りこんだ奥の奥。

 ドキドキしながら、机を見てみると、
あれ?いない。

 机の上にはあさひの勉強道具があるのに、
本人はいない。

 ついでに、あさひの前には、たぶん
ミキちゃんの勉強道具。

〈ま、いっか〉

 そう思って、自分の勉強道具をあさひの
隣りに置いてから、みんなを呼びに戻った。

 みんなを呼びに戻ると、ちょうどあさひと
ミキちゃんが図書館に戻るところで、みんな
と話していた。

 私は、ちょうどいいから、あさひの席に
案内しようとしたら、ミチが先生にもらった
課題をあさひに見せていて、

「あー、それなら俺、答え持ってるよ」

 それを聞いたミチは、

「マジ!じゃあ図書館でやんなくてもいいや!」

「え!勉強しに図書館に来たんじゃないの?」

「そう思ったけど、図書館いっぱいだし、勉強は
どこでもできるから、家でやるよ!」

〈答えを写すだけで、絶対にやらないな〉

 そう思ったけど、それ以上あさひと
ミキちゃんの邪魔をしたくないから、
ミチにはとっとと、解散してもらおう!

 結局、寧子を含めみんなは、あさひに
答えの答案をもらってコピー。

image©“イギリス「プチ留学」の旅”

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図書館
2月 16th, 2016 by yuki.o

 相変わらず、たくさん人がいるのに、
しーんと静まり返った図書館は、勉強に
対していい加減な人間を拒んでいるみたい。

 多くの机は、アメリカンの学生で埋まって
いて、なかなかな空きがない。

 人が座っていない席もあるけど、机の上
には、勉強道具が置きっぱで、ちょっと休憩
って感じ。

 普段から図書館に来ない私達は、座る場所
すら見つからない感じで、いかに図書館に
来てないか(勉強してないか)露呈してる感じ。

「なんだ、座る場所ないじゃん!」

 ミチがすでに帰りたそうにしながら、
つぶやいた。

 今回のメンバーで、一番図書館に来てるのは、
わたし。

 って言っても合計で、10回は来てないかな?
それでも、みんなが私をベテランだって言うから、
(図書館のベテランってなんだ?)
私が、席を探すことになった。

 で、私が席を探すと、一番最初に行くのは・・・
もちろん、いつもあさひが座ってる席。

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自己嫌悪
2月 16th, 2016 by yuki.o

「ダメだなー、わたし」

声に出して言ってみると、情けなさ倍増。

 あー、こんなことじゃ、あさひに嫌われる。
それが一番怖かった。

 ミチと一緒に寧子も来て、慌てて、
学校に引き返す。

 このぶんだと、なんとか午後の授業
には間に合いそうだ。

「お昼にさ~、しんのすけが家に来たのよ」

 寧子の話だと、お昼休みにしんのすけが、
寧子のホストに、真っ青な顔をして
「3時間目の授業は一人で受けた」
って言いに来たんだって。

 それを聞いた寧子も、さすがにそれはまずい
って事になって、みんなに緊急連絡。

 それで、午後からはみんなで学校に行く
ことにしたって。

 そりゃ、私だって、まさかそんなことに
なってるなんて、思わなかったから、
2度寝しちゃった。

 結局、午後一の授業は全員集合。
先生も、

「あら、午前中に聞いてたのと、ずいぶん
違うわね?」

って、半分呆れ顔。

 ともあれ、午後はしっかり授業を受けました。

 欠席した授業は、先生に謝りに行って、
変わりに、今日やるはずだった授業の課題を、
もらってきた。

 さすがに今日の事はみんなで反省して、
みんなで、図書館へ直行。

image©“foxandfeathers”

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ベッド
2月 16th, 2016 by yuki.o

 次に目が覚めたのは、もうお昼近かった。
今日はそのままズル休みしようと思ってたら
家の電話が鳴った。

〈こんな時間に、誰だろう?〉

そう思いながら、電話にでると、聞こえた
声は寧子だった。

「はろー、どうせ寝てると思ったから、
電話したよー」

だって。

「なにそれー?
そんなこと言う寧子だって、この電話、
家からでしょ?」

そう聞くと、

「正解!
結局、今日学校にちゃんと朝から行ったのは、
Ashだけだって。
 しんのすけが3時間目から行ったら、
クラスには誰もいなくて、先生が、泣きそう
だったって。
 しかもその後、学校全体を見てもAsh
以外誰も学校に来て無くて、すげー焦った
ってさ」

 がーん!かなりショック。
だって、私達のクラスのほとんどは、
シアトル旅行のメンバーだったから、
私達が休むと、学級閉鎖だもん。
さすがに先生に申し訳ないでしょ?

「寧子、これから学校行かない?」

そう私が言うと、

「だから電話したんだよー、
ミチさんがこれから迎えに行くって」

「わかった、じゃ待ってるから」

 そう言って、電話を切った。
それにしても、あさひだけが、しっかり
学校に行ってたことは、ほんとにショック。

 なんだか、自分が小さくなったみたいで、
すっごい劣等感を感じた。

image©“torumoco”

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ジャネット
2月 15th, 2016 by yuki.o

 それって、遠くから見ているだけじゃ、
絶対にわからなかったことだし、今回
ずっと一緒にいて、初めて伝わったこと。

 それを考えると、今のまま、あさひから
離れてホストファミリーにいたんじゃ、
ずっと私は、あさひとはただの友達。

 せめて、ミキちゃんくらい仲良くなる
ためには、今のホストファミリーの場所は
大きなマイナスだよね。

 それが、帰りの車中、幸せの淡いピンク
に包まれて、ずっとあさひの隣で考えて
いたこと。

 そう言えば、帰りの車の音楽は、
janet jacksonControlがかかってた。

 行きの車の中で、ちらっと
「ダンス・ミュージックが好き」

って、私が言ったのを、覚えててくれて、
わざわざ、あさひが一人で夕飯食べに
行った時に、買っといてくれたんだって!

〈うーん、さすがあさひだ!〉

 
 翌日、月曜日は、学校だったけど、
旅行の時に緊張しすぎたのか、すっごく
疲れて眠かったから、朝、起きられなかった。

 ううん、朝ちゃんと目は覚めたんだけど、
どうしてもベッドから出られなかった。

 だから、パパに調子が悪いって言って、
送りは遠慮して、2度寝しちゃった。

written by 透明(とうめい) ゆき

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