P61~P70

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は~
1月 17th, 2016 by yuki.o

 それから、3週間位は何事もなく、当たり前の
日常が繰り返された。

 相変わらずTOEFLのテストは受けるものの、
どっかの大学に、入れるほどの点数が
取れるわけでもなく、なんとなく毎日を、
ダラダラ過ごす毎日が続いていた。

 寧子が、

「あ~あ、なにもないね~」

 そう、とにかくアクティブな寧子にとって、
何もなく平凡なことほど、嫌いなものは無かった。

「そ?、平凡で良いんじゃん?
それが、一番だよ」

 私は寧子にそう言ったものの、私自身、
退屈なのは嫌いだから、私の心の中で、
中途半端に火が付いたあとの燃えカスから、
ブスブスと黒い煙を吐き出していることに、
耐えられなくなっていた。

 それなら、必死に勉強して、TOEFLで点数を
とって大学に入学するか、晴美のように、
どこかに移動すればいいんだけど、
ここに来て半年近く経つと、そんなに必死に
勉強するような情熱は、とっくに無くなっていた。

 なにしろここは、本当に田舎。
日本じゃ考えられないくらいの田舎だから、
すべてがのんびり。

 ゆったり時間が過ぎる中、日本のような受験地獄を、
戦うような凄まじい情熱は、出るはずもない。

 それに、移動するにしたって、ホストには
1年間のホームステイ費用を前払いで払っていたから、
無理に移動しようなんて、考えられなかった。

 そうこうしているうちに、私達の夏は
終わろうとしていた。

image©“Biz Lady”

written by 透明[とうめい] ゆき

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なき
1月 17th, 2016 by yuki.o

 私は、足の力が抜けて、思わず近くの
机に手をついた。

 そんな私の様子を見て、気持ちが
抑えきれなくなったのか、寧子(やすこ)が、
火山が大爆発して、真っ赤な溶岩を
吹き出す様に、大笑いを始めた。

 私は、本当に悲しくなって、大粒の涙が
とめどなく流れてきた。

 そんな私を見ても寧子は、大笑いを止める
こと無く、ひたすら、笑い続けた。

 さすがに私も、頭に来て、

「いい加減にしなさいよ!
私が悲しんでるのが、そんなに楽しいの!」

 キレ気味に寧子に向かって叫んだのに、
寧子は、まったく気にならに様子で、
笑い続けた挙句、

「うそ!、嘘だよ。
ルームメイトは男。
男の人だよ」

 そう言って、また笑い始めた。

 私は寧子の言葉を聞いて、今度はまさに
足の力が抜けて、その場に座り込んでしまった。

「なんだよ、もう!
いい加減にしてよ~」

 さすがに、さっきまでの緊張感が一気に解けて、
寧子と一緒に笑い始めた。

 あまりの衝撃に、5分位笑い続けて、
最後はお腹が痛くなった。
 
 それでも、あさひが他の女の子と一緒に
住むよりは、心が痛むことはないよね。

 寧子が、

「よかったね~、女じゃなくて」

 って、言ったから、
私は、おもいっきり、寧子の肩にパンチして、

「ひどいよ、もう!、
日本へ帰ろうと思ったじゃないか!」

と、泣きながら、笑いながら、寧子に言った。

〈これで、私よりひとつ下の18歳。
これからこの娘は、どんな人生を歩くんだろう〉

 思わず心配になるくらい、寧子は大人びていた。

image©” あなたに贈る【感動する話、泣ける話、きゅんきゅんしちゃう恋愛話】”

written by 透明[とうめい] ゆき

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タコタイム
1月 16th, 2016 by yuki.o

 そうすると、一番近くて、食事ができるお店は、
となり町にある”TacoTime”に行かないとダメで、
とは言っても、寮は隣町との境にあるから、
その距離2キロ。

 それでも歩いて、片道30分位かかる。
ま、夜11時まで開いてるから、夕食には十分だけど。

 って、わけで、うちらが住んでる街では、
車が必需品。

 サマーバケーション中じゃなければ、
カフェも遅くまでやってて、学生は
ミールチケットがあるから、食事に困ること
もない。

 学生がほとんど帰省する夏休みは、
カフェもお昼しか開いて無くて、車が
なければ、夕飯は確実に食べられない。

「そー、やっとわかった?
Ashが寮を出た理由」

 寧子がドヤ顔しながら、私を指差した。
その顔を見ながら私は、

〈なるほどなー、そりゃ、寮出るわ〉

 寧子の指差しは、全然気にならずに、
妙に納得してた。

「え?、じゃ一人で出たの?」
 
 私はすぐに次の疑問が湧いた。
そしたら寧子は、またしても、ドヤ顔しながら、

「ちが~う!」

 って、だけ一言。
それを聞いて、私は背中にクリスタルの氷柱を
突っ込まれたように、ひやっとした。

〈まさか、晴美と・・・〉

 私の心配を察したように、寧子はにやって
笑いながら、

「ルームメイトは、インドネシア人!」

 寧子はとても、私より年下とは思えないくらい、
人の心を持て遊ぶのが、うまいと実感した。

「は~、なんだ他の国の留学生か」

 私は心底ホッとして、思わずその場に
座り込みそうになった。

「喜ぶのはまだ早い!」

 寧子はそのまま、言葉を続けた。

「その人は女子!」

Copyright©google

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ダイナー
1月 16th, 2016 by yuki.o

「だから、みんな夜は外食に出るんじゃん」

 我慢できず、私が説明を始めた。

「誰だって、そんなの知ってるでしょ?
外食しない人は、寮のキッチンでTVディナーで
レンチンしてんじゃん」

 そこまで私が言い終わると、”ほら!”って
言いながら、勝ち誇ったように、寧子が私の
言葉をさえぎった。

「じゃーん、じつは、キッチンが付いているのは、
女子寮だけでした!」

「え!、じゃあ男子寮には、キッチンないの?」

 私も、それを初めて聞いて、ほんとに驚いた。

「そー、男子寮にはキッチンが無いんでした~」

 この話が始まってから、寧子は本当に楽しそうで、
まるで、小さな男の子が、初めてカブトムシを
捕まえた時みたいな顔で、笑った。

「じゃあ、Ashも夕飯は外食だよね?」

 私は、当然それしかないと思って聞いたら、
寧子からは、意外な答えが返ってきた。

「それが、Ashは車持ってないんだって!」

「え、それじゃあ、ご飯食べに行けないじゃん!」

 今、私たちが住んでる街は、大きな川が
地面を侵食して出来た丘陵に出来た街で、
街全体が、けっこう急な、斜面になってる。

 しかも寮から一番近いダウンタウンのdinerは
1キロくらいで近いけど、陽気なおじさんがやってる、
個人のお店だから、午後6時には閉まっちゃう。

 じゃあ、なんか食べ物買おうかって思っても、
近場のShopはみんな個人経営だから、
閉まる時間は、似たり寄ったり。

 街には24時間のコンビニが2軒あるけど、
どっちも寮からの距離は、6キロ。

 歩いて行ったら、片道1時間以上掛かる。

Copyright©Google マップ

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なんですか?
1月 16th, 2016 by yuki.o

「え?なんで、寮出たの?
なんでそれ、わかったの?」

 私は、七色の水が湧き出る、泉のように、
七色の疑問が、心の底から、とめどなく湧き
上がってきた。

「えっと、まずね・・・」

 寧子は、私がそのニュースを聞いた時の
私の反応が、予想通りだったみたいで、
なんだか笑いをこらえきれないって感じで、
ために溜めてから、寧子は話しだした。

「まず、今はサマータイムでしょ?」

「うん」

 いつもなら、そんなに溜められたら、大きな声を
出してしまうところだったけど、今回は”あさひ”
に関わることだから、頭の中が真っ白で、とにかく
息をするのも忘れて、ただ”うん”とだけ返事をして、
寧子の次の言葉を待った。

「今のカフェは、サマースクールの生徒のためだけに、
開いてるのよ」

「うんうん、それで?」

 私もさすがに、しびれが切れてきて、

〈そんなの、誰だって知ってるって!〉

 思わず心の中で、つっこみを入れた。

「って事は、カフェでは、昼間しか食事できないでしょ?」

 「そんなの知ってるよ!」

 寧子の言い方が、あまりに回りくどいから、
思わず、声に出してつっこんだ。

image©“ラブの魔法~出会い・恋愛・婚活メソッド~ “

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びっくり女
1月 15th, 2016 by yuki.o

 晴美がいなくなって、
私は不思議な気持ちを抱えていた。

 もちろん、みんなと同じように、
女性として、お手本にしたいような晴美が
いなくなったことは、とても残念。

 でも、それと同時に、晴美があさひの事を、
好きだったとわかった今、晴美がいなくなることは、
私にとって、とても嬉しいこと。

 私だって、あさひの事がすっごく好きだったけど、
晴美と私で三角関係になったら、99%勝てる気がしない。

〈それは、悔しいけど、認めざる負えない事実〉

 そう思うから、心の奥底の、漆黒の闇の中では、
晴美がいなくなって、真夏の暑い日に、
炭酸ソーダを飲んだような、
清々しい爽快感が広がっていた。

 そんな自分の感情に浸っていたら、
自然と顔が緩んでいたみたいで、
ふいに寧子が、

「よかったね」

そう言った。

 私は、その寧子の言葉に驚きいて、

「え?何が?」

慌てて、悲しそうな顔を繕って、寧子に返した。

「いいよ別に、無理しなくて」

寧子はそー言い、くすっと笑った。

〈寧子、こわ!〉

 寧子は、私よりひとつ下で、高校出たての18歳の
はずなのに、さっき”くすっ”と笑ったその顔は、
まるで、恋愛に百戦錬磨の猛者のようだった。

 そんな大事件があっても、2~3日で落ち着いて、
また普通の日常が戻ってきた。

〈人間なんて、結局自分が大事で、何があっても、
自分さえ良ければ、それでいいんだよね〉

 なんて、哲学チックな事を思って、
アンニュイな気分に浸っていると、

「紗季!大変!Ashが寮出てアパートに移ったって!」

寧子が大声で、叫びながら、教室に駆け込んできた!

image©“Googirl”

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ライアンバナナ
1月 15th, 2016 by yuki.o

 本人、かなり熱く語ってたけど、

「アホだ」

 寧子が、

「あんた、バカじゃないの?
一番だろうが、なんだろうが、
友達でしょ?友達!」

 みんながおもわず吹き出した。
それで思わず私は、

「他に好きな人、いたみたいよ?」

 って、言うと寧子が、

〈止めな!〉

 って、目配せした。
その視線の先には、

〈あさひ!〉

 そう、あさひがこっちを見ていた。
私と視線が会うとあさひは、”すっ”と
扉の向こうに消えて行った。

 私は、ドキッとしながらも、
 
〈あさひは晴美が移動するのを知ってた
のかなか?〉

 そんな事を考えていた。

image©“RyanMcGuire”

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Las Vegas
1月 15th, 2016 by yuki.o

 学校に戻ると、ミチ君達が、私達が晴美のホストに
行ったことを、知っていて、慌てて寄ってきた。

「晴美ちゃん、なんだって?」

 ミチ君がのんきに聞いてくるから、

「うん、もう行っちゃった」

 って、私が答えると、

「え!!、どういうこと?」

 と、ミチ君。

そりゃ、いきなり”出発した”なんて言われても、
理解できないよね?

「だから、そういう事」

 寧子が重ねて言うと、

「マジ!もう、出ちゃったの?」

 ミチ君達は、まだ状況が把握できないみたいで、
戸惑っている。

「だから、晴美ちゃんは、移動が決まって、さっき
ネヴァダに向けて出発しちゃって、私達はそれを、
見送ってきたの」

「なんで俺に黙って、行っちゃったんだ!」

 ミチ君が、そう叫んだから、

「ミチ君、晴美ちゃんと付き合ってたの?」

 って、私が言うと、

「コクった。
で、ミチ君は一番大事な友達よ!
って言ってくれた。
俺が一番なんだよ!」

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クリス
1月 14th, 2016 by yuki.o

「Ashはこの事知らないよね?」

 と、聞いてきた。

私は、

〈あ!やっぱり!〉

 確信した。
 
〈晴美は、もともと移動するつもりは
無かったけど、あさひとなんかあって、
勉強が手につかなくなったから、
移動を決めたんだ〉

 私は、晴美に同情することはできなかった
けど、晴美の気持は痛いほどよくわかった。

 その晴美の辛い恋心に触れた時初めて、
私の心は涙に震えた。

 と、同時に、降り始めの雨のように、
大粒の涙がひとつ、私の頬を伝った。

 晴美が、その時の私の涙を見た瞬間、
一瞬表情がこわばり、次に、後悔の表情が
水面に落ちた一滴の油のように、じわーっと
広がって行くのを、私は見逃さなかった。

 きっと、その時の、晴美の後悔の表情を
見た時、私の顔は、漆黒の闇の中にあったに
違いない。

 
 2人で、晴美の出発を見送って、寧子が、

「行っちゃったね」

 と、一言。

「うん」

 私も、そう返事して、そのあとは無言で、
学校に引き返した

image©“@CrisCheshireCat”

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出発
1月 14th, 2016 by yuki.o

「お別れが辛くなるから、黙って行こうと
思ったのに・・・」

 いったん出始めた晴美の涙は、透明で純粋な
泉から溢れ出る、美しい湧き水のように、
止まらなくなっていた。

「なんでだよう、せっかく仲良くなったのに・・・」

 寧子が、激しい嗚咽で、言葉にならない熱い
気持ちを、やっとの思いで絞りだすと、

「いろいろありすぎて、勉強できなくなっちゃって、
ここにはいられなくなったの」

 と、晴美は晴美自身にしか、わからない気持ちを、
独り言のように、つぶやいた。

 そう言ったあと晴美は、極大日の流星群のように、
あとからあとから、止めどなく涙を流した。
 
 私は、2人のやり取りを見ながら、妙に冷静に、
あることを考えていた。

〈やっぱりあさひのことが理由なのかな?〉

 2人の激しい泣き顔を見ても、不思議と
涙は出なかったし、残念だと思ってたけど、
そこまでの寂しさは、感じなかった。

〈晴美はいなくなるのか・・・〉

 それは、私にとって、明るい材料で、
心の中は、どこまでも雲ひとつない、
クリアーな青空が広がっていた。

 2人は、10分くらい泣いていただろうか、
それでも、なんとか落ち着いて、少し冷静に
話し始めた。

「もう、行っちゃうんだよね」

 寧子が言うと、晴美が、

「ごめんね、でもまた帰って来るかもしれないし・・・」

と、あとは口ごもった。

 そこへ、H’ファミリーのお父さんが、

「晴美、準備出来たよ!」

 って、声を掛けた。
それを聞いて晴美は、

「ありがとう、そろそろ行くね」

 そう言って、車の方に行きかけた。
車に乗り込む寸前、晴美が振り返り、

「あのさ?」

と、質問してきた。

image©“Brett Jordan”

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